3月21日(月・祝)アピチャッポン、プルースト、本城、アピチャッポン

きのうは、新宿に行く。パン屋で、キッシュと紅茶とスコーンで糖分多めの気取った昼食を取り、シネマカリテ新宿で「メモリア」アピチャッポン監督、を見る。141分。恵比寿に移動する。

15時半ころ、日仏会館ギャラリーで「プルーストと美術」を観る。もらったパンフレットが詳細で素晴らしい。建物の半分(か、隣り合った建物)が小学校受験の学校らしく、幼い子たちが行儀よく座っている授業風景がガラス窓ごしに見てとれた。

恵比寿ガーデンプレイスの、見通しの良いところにあるベンチに座ってキレートレモンを飲んでチーズパンを少し食べる。コンビニで買った。ベンチは10くらいあって、だいたい埋まっていた。ひとりでも、ふたりでも、それぞれおもいおもいに座っている。ベンチとベンチのあいだが離れてているし外だし、コロナの時下、過ごしやすい。
16時ごろ、東京都写真美術館に入って「本城直季」展を観る。
18時から映画「A.Wアピチャッポンの素顔」だ。「本城」展を観終わって17時。まだ時間がある。外は寒くなって暗くなりかけている。コンビニに行ってみたら、席が空いていた。ビーフン弁当を買って食べた。これが悪かったか、映画が始まったら眠気が襲ってきた。ときどき眠ってしまって、プツプツ意識が飛んでいる。
映画は「メモリア」のための取材でコロンビアを訪れていたときに、アピチャッポン監督が考えていることを語るというのもだ。気心の知れた年下の友人に語っているせいか、明るい。開かれた知性という感じ。

映画が終わって建物を出ると、風が吹き抜け気温も低い。体感で5、6度。昼間あたたかかったから、ソフトシェルやダウンは持ってこなかった。ジャケットの上に薄いウインドブレーカーを着てしのぐ。温泉にはいりたいと思いながら帰る。