8月6日(土)木曽駒ケ岳・宝剣岳 1日目

きのうは、

5時起床。朝食におにぎり2個とカルパス1つを食べた。カルパスはしょっぱくてのどが渇く。バーナーでお湯を沸かしてくれて、全員にコーヒーを淹れてもらった。このためのコップ持参。久しぶりにコーヒーを飲む。

テントの撤収は、別行動するリーダー夫妻がやると申し出てくれたので、荷物だけまとめる。

タクシーが来る。

6時タクシー出発。リーダー夫妻ぬきの7人。サブリーダーのS氏がリーダー。

タクシーは9名乗れる車。(ワゴンというのかな)

ロープウェイの「しらび平」駅まで行くには、マイカー規制があって、バスかタクシーでなければならない。大体は、菅の台バスセンター駐車場にマイカーを駐車して、菅の台バスセンターからバスに乗る。でも、金曜日の未明に満車になったシーズンもあったとのことで、私たちはマイカーをバスセンターの次の駒ケ根キャンプ場に置いて、タクシーを使った。

菅の台バスセンターのバス停には、山の装備をした人たちが並んでいたのが、タクシーの窓から見えた。

6:30しらび平駅着

6:40ロープウェイの始発に乗る。(7:00となっていた。シーズンなので、早くなったのだろう)

6:50千畳敷駅着

高地順応、準備体操、トイレなど時間を取る。富士山や北岳がシルエットで見える。ほかの山々もシルエットでみえるのだが、あれが何々で隣りが何々で何々、と教えてもらっても知らない山なので覚えていない。北岳はもっと縦っぽくなっていると思っていた。わりとお椀状だ。むかし、甘利山の向こうに見えていた形と違っていた。山と山の間に見えていたから縦っぽく見えたのかな。

7:30出発。八丁坂、2回レスト

8:30乗越浄土 着 レスト

8:40宝剣山荘 着 トイレ。クライミングギア、ヘルメットなど、いらない荷物を置かせてもらう。レインスーツも持つから、サブザックにはしないで、今までのザックで行く。チェックインしようとして、あと2人増えるかどうかわからない事情を受付の人に話したら、皆がそろってから、と言われる。

9:00宝剣山荘 発

9:18中岳 着

9:50木曽駒ケ岳山頂 着 2956m

Mさんはバーナーでお湯を沸かしてミニカップ麺を食べた。S氏はコーヒーを淹れて5つのカップに注いだ。「コーヒー、誰か飲む人?」 どうぞ、と配った。しばらくして、「飲んじゃってからで悪いけど、一杯500円ね」「あ、おれ、半分だったから250円ね」

私は干し芋を食べた。空に雲はあるが、さっと流れて青空の面積が大きくなる。遠くの山が見え隠れする。気持ちよい。でも、2時ごろから雨が降る予報で、のんびりもしてられない。とは言え、レストはちゃんと取ってくれた。私が一番息が荒い。

10:20木曽駒ケ岳山頂 発

馬の背を緩く下る。途中で二か所、雷鳥を見た。それぞれ4羽、3羽でいた。家族で、少し小さいのは子どもかも知れない。初めに見たのはハイマツに見え隠れしていた。あ、わああ、雷鳥雷鳥と、結構騒いでも、そこにとどまって、ゆったり歩いてハイマツに隠れた。私は列の真ん中くらいだったので、ハイマツのなかに体を半分以上出しているところを見た。二度目は2779m付近。一抱えくらいの岩の上に乗って遠くを見ていた。ポーズを取っているふうにも見えた。私たちは、シイシイ、と今回はさほど大きな声を出さないで、雷鳥まで3メートルくらいのところからスマホを向けた。岩のそばのハイマツや下の岩に小さめの雷鳥が見え隠れした。岩の上の雷鳥は1分くらいそこにいて、ゆっくり歩いてハイマツに消えた。
北アルプスから持て来ているんだよ。保護のために、と誰かが言っていた。鷹揚な雷鳥。かわいい。鷹じゃないし飛ぶのが苦手らしいけど。

11:23ごろ2779m付近

11:52濃ヶ池分岐 レスト5分? 結構下る

12:10濃ヶ池 着 レスト10分?

12:20頃 濃が池 発 途中、沢コースに行きそうになる。沢コースの分岐あたりから急登。思っても足が上がっていかなかった。

13:12駒飼ノ池 着 レスト10分?

12:51宝剣山荘 着

 

濃が池あたりで、リーダー夫妻が靴を買ったことを知る。バスで向かうとのこと。

宝剣山荘の前で、やれやれ着いたとザックを下ろしてたら、リーダー夫妻がやってきた。一緒にチェックインする。部屋は二階の長方形の大部屋。布団が12組(14組?)たたまれて等間隔で二列で置いてあった。好きに使っていいとのこと。女性4人、男性5人。女性が奥で、男性が手前にして、荷を下ろす。下の食堂で、各々飲みたい人はビールを買ったりして皆で乾杯する。私は水だ。泊り客は水は無料。ビールと酎ハイが売っている。ほかに、売店では、登山靴15000円!名入りナルゲンボトル、手ぬぐい、スタッフバッグ、木彫りのキーホルダー、バッチ、Tシャツなどが売っていた。

テーブルに皆が行動食を出してつまんだ。サラミが好評でよかった。

リーダー夫妻の靴は、レンタル品を安く売っていたので、買ったとのこと。

夕食17時、朝食5時。

16時からは食堂は準備に入るので、出なくてはならない。直前までいた。部屋で皆さん横になって休んだ。昨夜25時半ごろ寝て4時起きだから眠いはずだが、私は眠くない。コーヒーが効いている。

17時、夕食ですよと声がかかった。テーブルに一行の代表者名と人数がかれた小片があって、座るテーブルが決まっていた。味噌汁とご飯茶碗とおかずの皿を配膳口でもらって席で食べる。メンチと油揚げの袋煮なとサラダなど、そしてお茶。

山荘の人が、黙食でお願いします、食べ終わったらテーブルごとに食器をまとめて出してください、と一堂に向って話したのだが、ビールを飲んだ人はおしゃべりしてしまっていた。

7時半ころ床に就く。

少し寝て、夜半に眼が覚めて以降、ずっと横になりながら寝られなかった。横になっているだけでも休めるからいいやと思った。

私は壁側で小窓に面していた。細く開けたり閉めたりした。二階は熱が上がってきて暑い。でも、小窓を開け続けると寒い。雨音がずっとしていた。開けすぎると雨が吹き込んで来た。

3時半(だったかな)に起きて星を観ましょう、起こしてね、と言っていた人たちがいた。誰かもそもそ起きた物音がした。雨音はする。見られないとわかって、他の人を起こさなかったみたいだ。