8月7日(日)木曽駒ケ岳・宝剣岳 2日目

きのうは、

4時すぎに起床。その前から一階から明かりが届いていた。山荘の人が起きて準備を始めたと思われた。

5時に一階から声がかかって、朝食。外はガスがかかっている。雨は降っていない。

昨日、宝剣岳から極楽平周りで下山するかどうか、話した。最初の予定では、宝剣山荘ピストンだったが、あまりに短時間なので、極楽平周りで下山するという案が出ていて、朝の様子で決めようということだった。岩はぬれていたが、行きたいという人が体勢を占めたので、極楽平周りで下山になった。わたしだけが反対だった。山荘から宝剣岳までよりも難易度が上がるコースだ。
安心材料として、リーダーに頼まれてハーネス3つとコネクトアジャストとスリングと環付きカラビナ5とATC-XPを持ってきたし、リーダーもロープと環付きカラビナとスリング類を持ってきていた。なんとなれば、懸垂で荷下ろしをしたり、トップロープで人を下ろすとリーダーは言っていた。

私は、ロープがないと怖い。トロルの舌という横に突き出た岩に乗るのも怖くていやだ。トロルの舌に乗りたい乗りたい乗りたいとMさんとRさんがぴょんぴょんジャンプしそうな勢いで行きたがった。

5:35外に出て記念撮影。ハーネスを装着して準備体操をする。

天気はガスがかかると一面白くなり近くでも見えなくなる。それが切れると陽が射して周りの山が見える。ドライメッシュ、半そでシャツ、長そでシャツでちょうどいい気温だ。持って行く水の量を、経験と実力のあるSさんに聞いたら、軽いのが一番よ、と教えてくれたので、500ccだけにした。

6:04 宝剣山荘 発

7メートルくらいの距離の片側が切り立った高度感満載の箇所を通るのだけど、下にガスがかかっていて、よく見えなかった。鎖場の鎖はしっかりしたハンガーで止められていて安心だった。

6:42 宝剣岳山頂 着

上の岩までは私はよじ登らなかった。山頂だけで充分。視界がひらけてきのう登った木曽駒ケ岳が見える。これから行く三の沢分岐も見える。

7時ころ、極楽平ルートへ下山。

トロルの舌に、ハーネスをつけた人はロープをつけて上がった。ほかの人は写真撮影を担当する。登山靴をいまひとつ信じられなくて、私はしなかった。

虹を見た。下の雲海というかガスのかかったところに丸い虹が見えた。飛行機から見る虹は丸いと聞いたことがある。見下ろす虹はそう見えるんだ。ここは高いんだと改めて実感した。

2グル-プに抜いてもらった。登り返しのところで、反対側から降りてくる人を待つ。すでにロープウェイで千畳敷まで上がってきた人が極楽平周りでここまできたと思われる。

左右両方が切り立った箇所があるのだが、ゆっくり行けば大丈夫だった。ヤマケイなどに書いてある通りだ。でも渋滞してここで待つのはちょっと嫌だな。さっき待ったグループ以外は反対側から登ってくる人はいなかった。

8:19 三の沢分岐 着 ここまでくればあとはよく整備された道を下るだけ。全然食べなかったデーツを皆に分ける。

8:30 三の沢分岐 発

9:04 千畳敷駅 着

売店をブラブラして高山植物の柄のクリアファイルを買う。

9:30 ロープウェイ千畳敷駅 発

9:37 ロープウェイしらび平駅 着

9:50 バス しらび平発 菅の台バスセンター行き 

10:30 菅の台バスセンター着

手前のバス停菅の台の「こまくさの湯」に行く人7人と駒ケ根キャンプ場に車を取りに行く人2人に分かれる。「こまくさの湯」で車が来るのを待つ。
入浴して汗を流す。街着に着替える。それにしても、メリノウールは汗をかいてもにおわない。初めて着てみたけど、かなり良い。大枚をはたいて無理して買った、その甲斐は有った。お土産に馬肉チップスとお饅頭を買う。

11:50に入り口集合

近くのお店、明治亭駒ケ根本店に入り、テラス席という川床で、ソースかつ丼のそばセットを食べる。自社製ソースは甘口だ。それを帰ってきてT夫に言ったら、名古屋に近いから甘いんじゃないかと言った。まあ、大ざっぱに言うと中部圏ですわな。

1時半ごろ、2台に分かれて乗車して、帰路に就く。