11月9日(水)情報とコラムと皆既月食

きのうは、お腹が空いて3時頃目が覚め、でも体は睡眠不足で起き上がるどころではない。寝床でごろごろして、4時ころ朝食を食べ、7時ころ眠くなり、30分くらい眠った。まだお腹も調子が悪い。体がだるいけど動かなくちゃ、と、11時から松山下体育館でクライミング2時間。登っているうちにだんだん体がしゃんとしてきた。

午後はバイト。

戸板康二「ぜいたく列伝」の頁をときどきめくる。歌舞伎役者や会社を興して富を築いた社長や文学者の「いい話」だ。この感じ、何かに似ている、検索のホームページの下にずらずらつながるコラムと同類なのかも。興味ありげに読みはじめ、読んだ後ちょっと後悔するところも。情報だからかな。志賀直哉の座右寶は面白かった。

ここ数日「群像11月号」を拾い読みしていた。だいたい読みおわり、バイトの帰りに、12月号を漫画とともに買う。

 

皆既月食天王星食。バイト中に見たとき、黒い夜空に白い月はだんだん上を残して細くなって行き、それが進むと逆に月の丸い輪郭が出てくる。上部がほんの少し、切った爪のかたちが白く光り、あとは橙色から黒っぽくなるグラデーションで、下が少し欠けている丸になった。次にみたときは、欠けたところのない橙色の丸で、輪郭の8時から12時のあたりに少し白が差している。うっすら血の混じった生卵の黄身を透かしたみたいだ。触るととろっと潰れそう。3回スマホで写真を撮った。バイトから帰り、寝る前に見たら、白く冴えた月だった。