3月20日(月)映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」

きのうは、午後2時ころからロッキーに行く。2か月振りくらいじゃないか。2月は一k回も行かなくて、きのうが今月1回目だ。2時間くらい5級と4級を登る。移動して、映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を観る。

 

映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」

アメリカ在住のアジア系アメリカ人の母と娘の関係が、並行世界を織り交ぜながら描かれる。失敗続きで、仕事に追われる母は、もしあの時結婚しなかったら、歌をもっと本格的にやっていたらという後悔を持っているようだ。あり得たかもしれない成功した人生が並行世界にある。娘は、アジア系でありアメリカ人である。家庭の文化と2020年代のアメリカ文化との齟齬と、母と娘の関係の齟齬が同時にあり、こじれている。というようなことではあろうが、それは背景だった。並行世界の力を得た母のバトルシーンがふんだんにあり、やや飽きたものの、力技的に鼓舞されて、それはそれで面白かった。笑いのツボがアメリカ人と違うのかもしれない。

母は、失敗が並行世界での自分の成功の素となっていると知る。娘の母への葛藤や、母の自分の人生の後悔は、歩み寄りの行動と言葉で、つまりはやさしさを武器にする夫のやり方で解消されていく。少なくとも、認められ、自分を取り戻す、ということなのかな。

最後の、母の納得のいった顔つきが良かった。