8月4日(火)お盆忘備録

 きのうは、お盆の日程を隣人に尋ねた。育った家はお盆は何もしなかった。子供のころからやってないと、うろ覚えだ。結婚してからこのかた、毎年やっているのだが。でも、かろうじて合っていた。隣人が教えてくれたのは、思っていたのと同じだった。

 12日はお坊さんがお経を上げに来る。仏壇前に台を置いて供物や飾りをつける。ほおずきの枝がぶら下がったしめ縄みたいなのを仏壇に垂らす。家で採れたものや買ったもの、すいかやトウモロコシやナスやブドウやなしなど。野菜は葛の葉に乗せていたか?花瓶に金色のはすもあったかな?、お皿に水を少し張って、萩の小枝をそこに置いておく。お坊さんが、小枝をもって、ちょいちょいと供物に触って水を数滴したたらせるのに使う。棚経料をお坊さんに渡す。
 13日は夕方、提灯を持ってお迎えに行く。道に出て10メートルくらい行った三叉路で、提灯に火をつけて戻ってくる。その際、玄関からではなく、縁側のサッシ、沓脱石があるところから出入りする。
 14日は朝6時ごろ家を出てお墓詣り。二か所の墓地と大師様や塚や馬頭観音や風の神様?やお寺もめぐって、お花と線香と供物を上げる。供物は、前日の夜、コメ1合、きゅうり1本、なす1~2本、カボチャ1/4、ニンジン半分、芋がらをきざんだものをあわせ、材料の8分目くらいまで水を入れたもの。帰ってきた朝食は、供物の材料にコメをぬいたものでしょうゆのおつゆとごはん。お昼はそうめんを食べる。朝食から、仏壇前の台に、酒の盃のような器を13個お盆にのせて、そこにご飯を盛る。吉備がらを折って、お箸として添える。昼食はそうめんだったら、そうめんを13個の器に盛る。夕食も。送るまで、食事の都度やる。
 15日はお団子を買ってきて、夕食に食べる。お団子は白い生地のパックを一つ。(家族が多かったときは2つ)6ッ個入りの生地に、あんこも添えられている。家でみたらしのアンを作る。夕食は普通に作るが、私はお団子をご飯の代わりに食べている。ずっと昔は、団子だけだったのかもしれない。そして、以前は、15日におじいさんの兄弟とその家族、そして夫の姉家族が来た。子や孫も連れてくるから13人くらい来た。天ぷらや煮物などを作って歓待した。今は昔だ。

 お盆の時は田や畑で仕事をしてはいけない。鎌で、帰ってきたご先祖の足を切ってしまわないように、と姑から教わった。