きのうは、午前中、歩いてモスバーガーに行く。
午後はバイト。
バイトを早めに終わらせてもらい、T夫にピックップされる。
「フライデイナイトコンサートvol.3 殿内雄也(ピアノ)・西谷光(声楽)」を聴いた。市の主催するプログラムで、金曜夜、公演時間は一時間、「上質な音楽を気軽に楽しめる」企画らしい。
演奏曲は、宇宙戦艦ヤマト、君をのせて、映画「ニューシネマパラダイス」より3曲、星に願いを、メリーウイドウワルツ、落葉松、ショパンのノクターン(Op.9-2,Op.27-2)、英雄ポロネーズ、オペラ「アンドレア・シェニエ」より国を裏切る者、だった。
演奏の前に、なぜこの曲を選んだのか、曲に対してどういう思いがあるのか、という個人的なストーリーが披露された。前回、殿内さんのリサイタルでのアンケートで、知りたいという要望があったと聞いたことがある。
観客は曲の説明よりも、演奏者の思いを知りたいということ。敷居が高いとされるクラッシックを身近に感じるための手段の一つだろうし、「背景のストーリー」としてなんでも説明されている世でもある。
親しみやすい曲目や演奏者のお話によって、コンサートにたいして距離が縮まったと思われる。
殿内さんのピアノは、清冽だ。親しみやすい曲の違った面を知った。でもやはり、クラシックをもっと聴きたいと思う。硬質な光を感じたり疾走感に圧倒された。
西谷さんは、何を歌っても、ヨーロッパの侯爵に見えてしまった。素晴らしい声量で、聴きごたえがあった。