4月18日(木)善処、タケノコ、イノシシ

きのうは、朝、電話があり、清掃業者があさイチで来てくれるという。

今は、汚泥を施設に運び込む量が規制されていて、一日に運ぶ量が少ない。予約が3か月先になってしまうと聞いていた。あふれそうという事情を伝えていたら、善処してくれたのだ。助かった。感謝します。

終わってから、浄化槽にホースの先を蓋で噛ませてあるので、水を一時間15分ほど出しっぱなしにしておくよう言われる。

 

11時過ぎにサイゼリアに行く。16時ごろ、買い物して帰る。

 

好物のエシャロットが収穫時期を迎えた。夕食を作りながら、味噌をつけて食べる。

勝手口が開いて、皮をむいたタケノコが置かれた。続いて糠も渡された。縦に二分したタケノコを水煮した。目を離した隙に沸騰して糠汁がコンロにあふれた。糠を洗って薄めに切り、醤油とみりんとワカメで煮た。

試食すると根に近いところが信じられないくらい硬い。水煮が不十分だった。上部は食べられる。皿に盛る前に、下部を食べた。木でも食べているみたい。

 

またイノシシが来ているとのこと。70センチくらいの穴を掘り、まだ皮も柔らかい小さなタケノコを食べる。

よく匂いでわかるよな、地中深いところにあるタケノコが、とT夫は感心していた。

4月17日(水)葛クラ 意外に指皮

きのうは、朝、家を出た。渋滞が伸びる前に通過できて、葛クラに9時前に着く。桜花が散って、花びらが舞っていた。藤棚のつぼみは色づいてきた。

MさんSさんの他に、Tさん、Mさん、Tさん夫妻、Uさんがいた。松山下を利用する人達だ。 

白5.11cはレッドポイントできた。きのうが最後のルートだったので、12aや11dに手を出したが、下部で敗退した。最後の10dが登れなかった。
久しぶりなので、体力は落ちたと思っていたが、2本目で指皮がむけたのは意外だった。

午後はバイト。Tさんから直接コンサートのチケットを買う。

バイトのあと、サイゼリアに行く。

4月16日(火)レンタル着物屋へ

きのうは、午後、日本橋のレンタルきもの屋さんへT夫と行く。雑居ビルの一室だった。良心的と思う。写真のファイルの中から、選んで付箋を付けていく。二つに絞り、実際に試着した。一番いいと思ったのが、落ち着きすぎていた。着てみないとわからないものだ。控えめで上品で華やかさがあるものがいいと謳われているが、よくわからないから、好きな色味にした。

どこにも寄らずに帰る。

浄化槽は、業者が来てくれていて、使えるようになっていた。感謝。

 

4月12日(金)リヒター・ラウム、アーツ前橋

きのうは、起きたら7時半。部屋は20階で庭が付いている。T夫は苔に感心していた。つられてよく見ると、植木も石もあるが土が露出していなくて、数種類の苔に覆われている。
「植えたんだよ」
と彼が言った。

朝食はバイキング形式で、焼き魚(鮭と赤魚鯛)と海鮮丼がおいしかった。

9時にチェックアウトする。

下道で碓氷峠を超え、軽井沢のリヒター・ラウムを目指す。ヤフーでナビして目的地に着いたのにそれらしい建物がない。グーグルマップで見ると、数百メートル離れていた。

予約した11時に着く。

 

リヒター・ラウムは、林の中の別荘地に立つ。白とグレーの建物だ。展示は3室あって、一番広いラウム2にガラスの立体がある。立体はもう一つ小さいのがあった。平面作品は15こで、「STRIP 927-10」「Abstract Painting」「Sils Maria」などがある。

色の違う領域の、境界のところをぼやかす筆致で、色が細い線で入り混じったのが好きなのかな、と思った。

窓から中庭の立体作品が見えて、かっこいい。芝生に立ち、周りの林を借景をとする。まだ、木々に緑はない。外に出る。

立体作品「Strip Sculpture Karuizawa」は、幅10センチくらい、縦5メートル、横1.6メートルの8つの長方形を十字に立てた形だ。八面の壁は「STRIP」の縦縞版だ。

近づいて縞を見ると、線じゃなくて点々だ。小さい色の丸に違う色の丸が接近したり入り込んでいたりする。こまかい雨粒が滴っているのを連想した。

木立を見てT夫が言う。
「このへんの松は枯れちゃったね。松くい虫にやられたのかな」

屋内に戻って、受付に置いてある本や雑誌を見ていると、カタログの写真で見たばかりのWさんが入ってきた。T夫と同窓で、彼が話しかけたら、分かってくれた。30年ぶりだと驚いていた。

オフィスでおしゃべりした。机、椅子、戸棚、ファイル、腰高窓などをリヒターのスタジオと同じのにしたそうだ。

屋外作品は、世界でここひとつしかない。縦の線は、近づくと大きさがわからなくなる。目が横に並んでいるので、左目右目の位置の差で立体と把握できる。横縞は把握しやすい。というようなことをうかがった。

木立はカラマツで、これから葉が生えてくるそうだ。落葉松(カラマツ)という詩を思い出す。

Wさんは、60歳を過ぎて、新しい環境を整えて仕事をしておられる。

急に訪れたのに、お忙しいなか歓待してくださりありがとうございました。

 

13時、隣のレストランで昼食をとる。すいとんのようなパスタだ。「
14時に出て、アーツ前橋へ向かう。

15時過ぎに着く。展示はなかったが、カフェ、ショップ、アーカイブはやっている。ショップには、障害のある人や学校にいけない人が作ったアートグッズが並んでいた。全国の作業所やフリ-スクールから集められた。一つ一つがすごく楽しい。アクセサリーはピアスが多い。ネックレスがほしい。手ぬぐいとカレンダーを買った。

T夫は、先にショップを出て、アーカイブでDさんと会っていた。同席する。自治体の美術館での芸術振興の難しさを垣間見た気がした。60歳を過ぎて、新しい環境で仕事をしておられる。急に尋ねたのに、お時間をとってくださり感謝します。

17時過ぎに帰途につく。
途中、高坂SAで夕食をとっていたら、外環の渋滞は解消していた。

 

幸運が重なり人と会えた旅行だった。

 

4月11日(木)原美術館ARC 「日本のまんなんかでアートをさけんでみる」展、伊香保温泉

きのうは、朝、T夫と車で出る。アーツ前橋を目指すが、高速に乗ってから、Googleマップで水曜休館とわかる。ヤフーカーナビを使っていたのだけど、たまたま見て、知った。ラッキーだ。T夫が旅館を取ってくれた。わたしはリヒター・ラウムを予約しただけ。次に訪れることにしていた原美術館ARCを目指す。

 

渋川伊香保ICで降り、焼き肉屋に入って昼食をとる。来るとき看板があった渋川市美術館で、常設の桑原巨守の彫刻を見る。

寄付したのかねえ、手足が長いねえ、ミュシャみたいだねえ、と勝手なことを言い合う。

 

上州の土産物屋に行く。戻って、「豆乳」と看板があったところにも寄ろうとする。行ってみると、看板が指し示すのは、中古自動車の修理工場みたいだった。そこにいたおじさんにT夫が尋ねると、もうやってないと言われた。

看板を取り外すとお金がかかるからかな。

またか、っていう顔していたよ、とT夫。

看板にテープで×でも貼ってあれば、わかるのに。

と、また勝手なことを言い合う。

 

15時ごろ、原美術館ARCに着く。現代美術と古美術をコレクションしているという説明があった。

「日本のまんなかでアートをさけんでみる」展。現代美術ギャラリーのA、B、Cと、特別展示室の觀海庵での展示だ。

昔、品川の原美術館で観た作品がたくさんある。あのころ自分は何していたのか、という回顧とともに、作品に親近感を持つ。そういう個人的偏りもあるが、時に洗われても古びない作品群だと思う。束芋ヤン・ファーブル須田悦弘、ロバート・メイプルソープが気になった。

屋外の巨大なキャンベル缶(ウォーホル作)が好みだ。黒い木造建物、広い敷地、周りで咲く桜、遠くの山景が心地よい。

16時過ぎに出る。伊香保温泉で、車が通れないくらい細い道をgoogleマップに示されて、ヤフーにする。旅館に着く。一休みしたあと、外に出る。温泉石段街の石段は下から362段あり、最上段に伊香保神社がある。旅館は上部に位置している。少し上って、参拝する。遠くに雪をいただいた山々が見えた。

こういう時、山の名前がわかったらなあ、誰か作らないかな、

とT夫が言う。

アプリがあるよ。

とわたしが言う。

T夫は部屋に帰る。わたしは、一番下まで石段を下りて、また上る。途中、射的屋があった。17時を過ぎて、戸締りをする店が多かった。

夕食はおいしかったが、食べ過ぎで苦しい。

温泉に浸かって、早々に寝る。