4月11日(木)原美術館ARC 「日本のまんなんかでアートをさけんでみる」展、伊香保温泉

きのうは、朝、T夫と車で出る。アーツ前橋を目指すが、高速に乗ってから、Googleマップで水曜休館とわかる。ヤフーカーナビを使っていたのだけど、たまたま見て、知った。ラッキーだ。T夫が旅館を取ってくれた。わたしはリヒター・ラウムを予約しただけ。次に訪れることにしていた原美術館ARCを目指す。

 

渋川伊香保ICで降り、焼き肉屋に入って昼食をとる。来るとき看板があった渋川市美術館で、常設の桑原巨守の彫刻を見る。

寄付したのかねえ、手足が長いねえ、ミュシャみたいだねえ、と勝手なことを言い合う。

 

上州の土産物屋に行く。戻って、「豆乳」と看板があったところにも寄ろうとする。行ってみると、看板が指し示すのは、中古自動車の修理工場みたいだった。そこにいたおじさんにT夫が尋ねると、もうやってないと言われた。

看板を取り外すとお金がかかるからかな。

またか、っていう顔していたよ、とT夫。

看板にテープで×でも貼ってあれば、わかるのに。

と、また勝手なことを言い合う。

 

15時ごろ、原美術館ARCに着く。現代美術と古美術をコレクションしているという説明があった。

「日本のまんなかでアートをさけんでみる」展。現代美術ギャラリーのA、B、Cと、特別展示室の觀海庵での展示だ。

昔、品川の原美術館で観た作品がたくさんある。あのころ自分は何していたのか、という回顧とともに、作品に親近感を持つ。そういう個人的偏りもあるが、時に洗われても古びない作品群だと思う。束芋ヤン・ファーブル須田悦弘、ロバート・メイプルソープが気になった。

屋外の巨大なキャンベル缶(ウォーホル作)が好みだ。黒い木造建物、広い敷地、周りで咲く桜、遠くの山景が心地よい。

16時過ぎに出る。伊香保温泉で、車が通れないくらい細い道をgoogleマップに示されて、ヤフーにする。旅館に着く。一休みしたあと、外に出る。温泉石段街の石段は下から362段あり、最上段に伊香保神社がある。旅館は上部に位置している。少し上って、参拝する。遠くに雪をいただいた山々が見えた。

こういう時、山の名前がわかったらなあ、誰か作らないかな、

とT夫が言う。

アプリがあるよ。

とわたしが言う。

T夫は部屋に帰る。わたしは、一番下まで石段を下りて、また上る。途中、射的屋があった。17時を過ぎて、戸締りをする店が多かった。

夕食はおいしかったが、食べ過ぎで苦しい。

温泉に浸かって、早々に寝る。