8月23日(火)豚児の帰省

きのうは、朝、玄関で豚児の山靴を確認する。北海道から来た直接来たのだった。
遅く起きてきた豚児に聞くと、大雪山からトムラウシ山を二つの避難小屋にそれぞれ一泊ずつ泊まって、次の十勝岳へ行くのに山の尾根を歩くことになり大雨の天気予報だったので温泉に降りたという。いい判断だと思う。温泉からの車道が雨で通れなくなって温泉で一泊した。次の日復旧してバスに乗ったそうだ。途中で出会ったオコジョとナキウサギの写真と、片側切り立った尾根を歩いているとき300mほど下の草原を歩くヒグマの姿らしき黒い点の写真を見せてくれた。温泉で一泊したあと釧路に行って過ごした。電車で行って、駅でレンタカー借りて廻るといいよ、と言っていた。

お昼は蕎麦がいいというので、13時に予約した。座敷にしてもらった。帰ってきたT夫と車で向かった。T夫は、天ぷらのエビ天を一つ食べてほかのも食べていくと、したにもう一匹エビが出てくるから天せいろがおすすめだよ、と言った。二人は天せいろ、私は鴨せいろにして、厚焼き玉子も頼んだ。一通り北海道のことと仕事でのリモートの割合やなどを聞くと話すことが途切れてしまいそうになる。もっと話したかったけど、豚児は明日から仕事だから、そんなに細かいことを言って、引き留めてもなあ、という気持ちと、私がそれらしいことを言うのが気恥ずかしいということもあって、あっさり、14時頃店を出る。
店の最寄駅で豚児は車から降りた。豚児の山靴、黄色い短パン、うす海老茶色のTシャツで大きいザックを背負って駅に向かう姿を車の中から見て、山男だなあ、とT夫が言った。