2月14日(日)消しゴム山 メモ

きのうは、午前中2時間、松山下体育館でクライミング。午後、池袋へ。ジュンク堂で少し過ごしてから、あうるすぽっとへ。チェルフィッチュの「消しゴム山」を観た。

エクストラ音声、というのを借りた。受信機にイヤホンが付いているやつ。「山がつぶやいている」。上演中に、岡田利規の書いたテキストを読み上げたナレーションが骨伝導イヤホンから流れてくる。ちゃんと、舞台の進行に合わせたタイミングで聞こえてくる。舞台の中央奥に映し出されるセリフ文字も、俳優が言ってから数秒後に、映し出される。

舞台上隙間なくものが置かれ、出てくる人によって移動される。ものも人も登場人物。
人には時間が付いて回る、という意味のこと。
観客のいない自動販売機、という意味のこと。観客のいないライブを連想した。会場に観客がいなくても、カメラというもののむこうに観客がいる。ものが見ている。ものが観客。
観客のいない○○。しかし、観客を欲しがるというのは演劇的なかんがえなのかな。観客がいなくてもいいじゃん、よくないか。街を歩くのだって街が観客みたいなのもん?
――はるかな未来、人間がいなくなってものだけがある、居る。AI(もの)だけが地球に居る世界。物が見ている。ものが人によってこちらに動かされるのは、ものがこちらに来るとおなじ。ものの存在と人の存在。
持って回った政治家の政治用語の無意味さ、のところはリラックスして観ることできた。
美術寄りの演劇かな。
あとで、群像で読むことにする。

 劇が終わって、19時30分過ぎに外に出た。小腹が空いた。駅までに何かたべるところないかな、と歩いていた。歩道にいる人達の大半は若い人々で、皆が駅に向かって歩いて行く。駅手前でカフェドクリエを見つけた。入って、手指の消毒をして、レジの女性の前に立った。店内でご利用ですか。そうです。あと10分で閉店ですがよろしいですか。あ、じゃあいいです。外に出た。
 そうでした。そういえば、歩道の街路樹に置かれたベンチでスタバのカップを飲みサンドイッチを持っている女性がいた。店内よりも換気がいいからかなと思ったけど、もう閉店だからという理由もあったんだ。ぞろぞろと人々が駅へ向かう。一方方向というのが面白かった。

13日新規感染者 全国1362人、東京都369人、神奈川県105人、埼玉県164人、千葉県98人。死者65人。重症者693人。