3月31日(金)泊り客

きのうは、朝、8時にお客が来る。彼とT夫は画廊で人を介して知り合った。定年退職して、悠々自適の生活らしい。昨年の秋口から、庭を畑にして、作物を作っているということで、T夫に農業を習いに来た。簡単な農作業を手伝ってもらう。

私は簡単に料理の下ごしらえをして、ロックランズに行く。葛西のドトールで昼食をとる。パソコンも持って行ったのだけど、開かなかった。スクールは懸案の5.11cできず。新しい壁ルートも完敗。スクールが終わってからすぐに家に帰る。

夕食を作り、供する。いつものでいいとT夫が言うので、ほんとにいつもの粗末な食事だ。せめて、と品目はいつもより多い。

彼は都内や関東近辺のギャラリーを回っているだけでなく、車で各地の美術館や芸術祭に出かけたり、海外の展覧会にも行っていることがわかった。昨秋、キャンプを始めたということで、キャンプ場に泊まったり、車中泊したり、たまにホテルに泊まったりして、下道で九州まで行ってしまう。1年に4万キロ走るのだそうだ。

「○○を見たいとおっしゃっていましたよね、一緒に行きませんか。前日にここに泊まらせてもらって、農業を手伝って、次の日、私の車で行くのはいかがですか」

彼が言う。

「いいですね」

 T夫はやや引き気味だ。

「農作業でお忙しいですかね」

 彼はパン焼き器を買って、自作の食パンを食べているのだそうだ。その機械で、パウンドケーキを焼いてきてくれた。

キャンプに使える道具を百円均一の店で探すのが楽しみと言っていた。

「すごいですね」

 私は連発して、意欲的な生活態度に感嘆した。

泊り客は久しぶりだ。今回は慣らしみたいな感じ。