7月28日(金)黒部観光して室堂へ みくりが池温泉泊

きのうは、バスではほとんど眠れなかった。ダニかなんかの虫にさされた。リクライニングでも腰がずり下がり、ときどき足を突っ張って上に戻した。夜行バスでは眠れなくなったと思った方がいいのだな。以前は眠れたけど。

5:32「扇沢」着。ジェットボイルとガスバーナーでお湯を沸かして、皆でうどんを食べる。具は、けんちん汁のような野菜と肉。Rさんが作ってきてくれた。皆は暖かいコーヒー、私だけ紅茶を飲む。

気温は15度くらいか。朝日でも日向にいると強いと感じる。バスを降りたほか人たちは、ベンチに座って、何か食べたりしている。下の駐車場には、車が1/5ほど停まっている。これからどんどん増えるそうだ。

7時、建物に入って並ぶ。ほとんどの人が登山の恰好だ。

7:30扇沢発。関西電力電気バス。

7:46黒部ダム着。黒部ダムを散策する。新展望広場特設会場で、黒部ダム建設の歴史を見る。電力を作る、という社長の決意を全社一丸となって、紙一枚鉛筆一本も節約してバックアップしたそうだ。黒部ダムスピリットと呼ばれていた。職人さんたちが、丸太で組んだ細い道を資材を運んでいる写真や、大破砕帯を掘り進む苦労が写真などで示されていた。ダムの設置面の山肌を削る大発破の動画もあった。

10:00遊覧船ガルベに乗る。30分くらい。皆さんはご当地ビールを飲み、私は牧場アイスクリームをなめながら遊覧する。黒部ダム60周年の手ぬぐいを買う。

11:10黒部ケーブルカー黒部湖駅発。

11:15黒部平着。レストランで食事をとる。ダムカレーにした。

外国の団体さんが増えてきた。

12時過ぎ、黒部平から立山ロープウエイに乗る。(7分)

大観峰着。景色を見る。一人が時間になっても集合場所の乗り場に来ない。もう一人を残して二手に分かれ、宿のみくりが池温泉で会おうということになった。

12:20頃、大観峰発、立山トンネルトロリーバス。(10分)

12:30頃、室堂ターミナル着。

 

驟雨。リーダーのSさんが、15分で止むからここで雨宿りしよう、と言って、3人で建物にいた。ほんとうに15分で止んだ。

「室堂小屋」という最古の山小屋を見学する。10分ほど下って、「玉殿岩屋」も観る。岩と岩の隙間に、小さい仏像が数体と祠があった。

みくりが池温泉に向かう途中、別行動になってしまった2人に会う。大観峰で来なかった人は、外のベンチで眠ってしまったそうだ。バスで眠れなかったうえ、ガルベ遊覧と昼食にビールを飲んでいたからな。私は、アイスクリームや水で一緒に乾杯していた。

15:30ごろ着く。受付でモンベルカードを見せて、アイスクリームをもらう。ブルーベリーにした。個室2つ、男性3と女性2に分かれて休む。温泉に浸かれて幸せ。観光なのに、足が疲れた。
17:30豪華な夕食をいただく。夕焼けは、ドイツ語で「アーベントロート」というそうだ。隣室の男性たちに声をかけたが布団に横になって仮眠している。寝言のような返事が返ってきた。外に出る。
山々に取り囲まれていて、雲がいいアクセントになっている。日が沈む反対側の東の方が、広範囲で色が濃い。光が当たって、空と雲と山がバラ色になっていく。日が沈んで、日があるときより濃い赤になった。赤も空色もだんだん暗い色になり、山々がシルエットになっていって、夜になる。

19時半ころ就寝。星も見ようと言っていたが、明日の登山ためには寝ておかないとと思って起きなかった。いったん起きて二度寝できなかったら困る。同室のRさんが夜中に起きて一人で見たそうだ。