10月29日(木)佐久志賀の岩場

 きのうは、佐久志賀の岩場に同行させてもらった。
 朝5時半にうちに来てもらい、4人が一台の車に乗る。8時45分ころ佐久のスマートインターを降りて、コンビニに寄ってから岩場へ。岩場の受付小屋でお金を払い用紙に記入して奥の駐車場に駐車する。すでに一台停まっていた。私は山歩きが遅い。ここはアプローチが短くて助かる。たそがれエリアを見てから一本松エリア、ひなたエリアへ行く。ひなたエリアで5.9,5.10aと5.10bを3本登る。5.10bをトップロープにした。テンションをかけてしまった。ほか二つはリードでいけた。一本松エリアで5.10a,5.10b,5.10cをオンサイトできた。この3本は人気のアップルートということだ。私にとっては本気。外岩ではトップロープが多かったし、オンサイトは初めて。手と足を置くところがちゃんとあって、はしご登りだけど、快適だった。ここを繰り返していけば、足を拾うことが身に着くかもしれない。怖くなかったから、あら、できちゃったという感じだ。皆さんに、やったね、と言ってもらい、だんだんうれしくなる。
 このエリアで、若い男性と年配の女性のペアがいた。男性が指導して女性がお客の個人レッスンと見受けられる。ややSな指導だった。この女性はリーチが短めだし、年配の体力というか筋力の衰えを考慮できるようになるのは、自分の衰えを自覚してきてからかもしれない。でも女性は気にすることなどないようで、トライを重ねていた。
 登れなかったら、指導する方は、足を自分で探して、手だけじゃ落ちますよ、とか、そこ手を出す、ドーンといく、とかボルダーっぽいこと言いたくなる。結局、登る本人が体格、体力的にも技術的にも、できるかできないかだから、何言われようが、できないときはできない。

 同行の二人がトライしているたそがれエリアに行く。勧められた「登竜門」にはトライしなかった。手はパンプ手前で、からだの芯が縒れてきていた。また今度。

 奥の院の方へ見に行ったり、林間を散策した。木々の葉が黄色く色づき始めている。枯れ葉が何枚もひらひら花吹雪のように落ちてくる瞬間があったりした。ビレイする場所も広いし、ルートも10台がたくさんある。本当にいい岩場だ。
 4時50分ごろ終わって、駐車場へ。インターへの途中、スーパーでリンゴを買った。傷ありの特価、箱で買って二人で分けた。家に9時半過ぎに着く。次の日朝食にそのリンゴを食べた。新鮮でしゃりしゃりして酸味が少なくて甘い。夫もおいしいと言った。