10月5日(月)幕総と印西クラック。偲ぶ会とクラック練習

 きのうは、幕張総合高校で10時からCFAの研修会としてのクライミング。私は着くのが遅れて10時半くらいから13時まで登る。11aをレッドポイントできず。最終ホールドを取ったけど、ホールドをラップでつかんだ右手がもう効かなくて左手でクリップする前に落ちてしまった。最終クイックドローにクリップできないと、完登にならない。あとは、10dを1テンションしてしまった。ほか、10aと10abと10bは登れた。

 帰ってきて着替えておやつを食べて、印西クラックに行く。10bだけどなかなかできないルートを一本、3テンションしてトップアウトした。17時半ころからY氏を偲ぶ会が始まる。形見分けで、私はザックとプルージックコードとスパッツと安全環付きカラビナをいただいた。ほかにもザックやカムやナッツやカラビナやスリング多数、テントやシュラフやヘルメットやワカンやスコップやアイスクライミングの道具があった。
 Y氏はアイスクライミングが大好きだった。体育館でのクライミングをご一緒したが、めったに来なかった。インドアより、外の岩場のクライミングや登山に傾注していた。アイスクライミングのシーズンになると、いろんな人に、アイス行きましょう、と誘っていた。
 私も一度、八が岳赤岳鉱泉のアイスキャンディに連れて行ってもらったことがある。妹に防寒ウエアを借り、Y氏に靴とアイゼンとアックスをお借りした。行きのコンビニで小さいカップカップヌードルをみんなに買ってくれて、お昼に、ガスで沸かしたお湯を注いでくれた。気温はマイナス10度くらいだったろうか、氷点下で食べたカップヌードルのおいしかったこと。普段、私はカップヌードルを食べない。こんなにおいしいなら外岩に持って行こうと思った。その後二度ほどカップラーメンを外岩やテントで食べたが、あんなにはおいしくなかった。
 Yさんはクライミングで会うと、「アイスに行きたかったらいつでも言ってくださいよ」と言ってくれていた。マルチピッチの練習でエナジ―で教えてくれたこともあった。アイスは行かないけど、Yさんの分も登ろうと思う。

 皆さんで和やかに話したり登ったりしているとき、K氏に湯川に誘われた。湯川はクラックの岩場だ。参加人数にまだ空きがあるらしい。
「クラックが全然できないから、印西クラックで練習してできるようになったら、行きます」と私が言ったら、
「それは、泳げない人が陸で練習をして泳げるようになったら海に行きます、と言ってるようなものです」と言われた。妙に納得した。その場でやらなきゃできるようにならない、ということだ。それで、やる気のなかったクラックをやってみる。
 印西クラックは、クラックのあるルートが多い。クラックグローブをはめて何度かトライした。最多で3手登れた。痛い。ジャミング筋がないと言われる。親指の下の盛り上がったところと手首から腕にかけての筋らしい。逆手に入れてジャミングすると腕がねじり上げられる感じ。やっていると痛さを感じなくなると言うけれど。
 さっきの言だが、印西クラックでクラックの練習はやってみた。泳げなくても、海に行っちゃうのかな? それにしても、できなさすぎる。