8月15日(日)朝の墓参 今昔

きのうは、朝墓参。T夫の出荷の都合で、7時半過ぎに家を出た。雨が激しく降っていて、初めて車で行くことにした。
いつもは6時ころ出て、歩いて二か所の塚と二か所の墓地とお寺に線香と花とお供えを手向けて帰ってくる。1時間くらいかかる。持ちモノは、線香、ライター、花、お供え。お供えは、生米一掴みとニンジン、カボチャ、きゅうり、ナス、芋蔓、を刻んだものをボールに入れ、水を入れてなじませて、一晩置く。朝、水を捨てる。中くらいのボールに半分くらいの量だ。それを、スプーン2,3杯分、竹と藁で作った台に載せる。台は、縦に細く割った竹を二本、十字に組み合わせて、重なったところに、細い竹が対角線になる、1辺が12センチくらいの正方形を藁で編んだもの。正方形から出た4本の細い竹を曲げると台の足になる。足を地面に挿して、地面から30センチくらいのところに正方形がある。二つの塚とお寺に数か所、前日から挿してあった。
お参りして帰ると、米を除いたお供えと同じ食材で、しょうゆのおつゆを作る。ご飯と、おつゆで、お供えと同じものを食べるというわけ。ほかに目玉焼きとか果物とかヨーグルトも食べるけど。
で、台は、ウチとあと数軒がやっていたのだけど、作る人が高齢になってやらなくなり、ウチでもおじいさんが作らなくなって、数年前にすたれた。どこも紙皿になった。しかも、お供えを上げる家も少なくなった。鳥が来て散らかすと言われることもあるが、9月のお彼岸前に墓地に掃除に行くと、お供え自体は無くなっていて、紙皿が落ちているだけだ。