9月9日(木)発熱外来 / 手を見る 過去過去現在

きのうは、37.5~37.7℃の微熱が続く。このまま使用期限の切れた市販の風邪薬だけで治るはずがなく、食べられないから体力も消耗していくのはいやだ、と思って、病院でPCR検査を受けることにする。T夫に、いいかな、と断りを入れた。私が陽性だと、T夫は濃厚接触者になり、出荷が2週間できない。
床ずれというのだろうか、ずっとあおむけで寝ていると、尾てい骨が痛くなって向きを横にする。動くと、筋肉痛が走る。横に寝ていると体の側面が痛くなって、体勢を変える。また筋肉痛。体のどこかを自重で圧迫すると、痛む。それで、よく眠れない。

診療開始時間を待って病院に電話したら、発熱外来に来てください、検査するかどうかは診察してから先生が決めます、と言われ、言われた時間の14:30に行く。発熱外来は入り口が違う。裏口だ。
T夫と入ると、先客が一人いた。女性だ。待っていると、看護師さんがやってきて、T夫を車で待っているよう促す。私の診察が終わったら、私が車に行き、T夫が正面玄関から入って会計するというシステム。あとから、お父さんと中学生くらいの息子さんとお母さんが入ってきた。看護師さんは、やはり熱のないお母さんを車に返らせた。
診察してもらい、PCR検査と血液監査を受けた。結果は、10日金曜日、9:40に電話してください、先生からお話しますということだった。熱を下げる薬が出た。

 一日だいたい横になっている。横になりながらときどきスマホを見る。腕と目が疲れてスマホを下ろす。うとうとする。体が痛くて目が覚める。手を見る。しわがたくさんあったのね。
あんた赤ちゃんのとき、不思議そうにじっと手を見てたわよ、赤ちゃんが手を見てるって、思いながら見ていた。母に聞いたことがある。私が小学生くらいのときだろうか。動かそうとしたら動く、こう動くのか、と見ていた赤ちゃんの私という記憶を、小学生の私は作ったろうか。不思議だな、という気持ちはスーッとさかのぼって、原初にことりと当たるような気がする。

いつか体がきかなくなったとき、とちょっと思ったが、狭いところからいつか未来の限定はできない。