7月11日(日)脳神経病院

きのうは、眼科クリニックの受付が始まって30分後くらいの時間に電話して、脳神経の病院への紹介状を頼んだ。カルテを見たら、MRIとなっている、とのことで、受診に紹介状がいるなら、用意しますが来週初めになります、そちらの病院に必要かどうか聞いてみてから、また電話してください、と言われた。きのうの診察のときはMRIなんて一言もなかったけど、なっているんじゃん。ほらねと正統性が保証されたように感じた。
脳神経病院に電話したら、紹介状を持ってきた方がいいようなことを言われた。そうですよね、そうすると来週になってしまうのですが、脳のせいだと言われて気になっていて、と要領を得ない感じで電話に向かっていたら、じゃあ、来てみてください、と脳神経病院の受付の人が言ってくれた。
今日MRIが撮れなくても、診察室で全般のことなど聞けたらいい、脳の情報が欲しかった。来週受診してMRIを撮ってもらうつもりで、再び眼科に電話して、紹介状を頼んだ。

家事を片付けて、10時半ころ脳神経病院に着いた。受付で、眼科から、とまた説明し、初診の紙に記入し、来週紹介状が出ることを言って渡した。紹介状を頼んだんですね、と受付の人に念を押された。

待合室の椅子は、長椅子に「ソーシャルディスタシング」で一人分の間を空けて、座れるところにはほとんど人が座っていた。高齢の方が多い。中年の息子や娘が付き添いっていたり、車いすの高齢の男性を押すのが高齢の女性だったり、一人で来ている高齢の女性が居たりする。免許証を返納するともう免許取れないからしないの、乗らないけどね、市の循環バスで来るんだけど、次の予約の時間をもう少し早められないかしら、この時間だと会計が終わるころにはバスが出ちゃうのよ、そうすると1時間待たなきゃいけないし、と元気に交渉している。ちゃんと財布と診察券持った?今度来るときは保険証も持ってくるんだよ、どこにしまったの。ここですよありますよ、と中年の男性が高齢の母親らしい人に粗目に世話していたり。本を読みながら、周りのことが面白かった。そして、待合室の壁には大きい山の写真が貼ってあった。横2メートルくらい縦1メートルくらい。西岳から見た槍ヶ岳とキャプションが付いて立体地図まであった。この病院の人が撮ったんだ、山を登る人が居るんだ。

2時間くらい待って名前が呼ばれ、8番の前にどうぞ、と言われ行ってみたら、MRI室前だった。あら撮れるんだ。機械の中にいる時は、遊園地の乗り物みたいだと思う。ちょっと音が大きいけど。

しばらく診察室前で待っていた。ここにもA4くらいの山の写真が額装されて6つ壁にかかっていた。名前を呼ばれ入ると、先生から開口一番、せんきあんてん、なんだって?と聞かれた。いや視界の真ん中に穴が開いてそれが光ってと、昨日から何度もした説明をすると、そのあと片頭痛はなかったですか、と聞かれた。なかったです。閃輝暗点を説明した図を見せられた。それから先生のパソコン画面のMRI画像を一緒に見る体になった。特に脳には異常がないと言われた。血管の画像が3Dになって、そこに影と明るい部分があって、妙だった。だって外からの光は頭の中にはないはずだし。それに、血管の彩色されたのがアニメ(シドニアの騎士かな)の異生物みたいだった。

今まで片頭痛は無かったかと聞かれ、ありません。あ、睡眠不足のとき頭が痛くなる時があります、寝れば治ります。それが片頭痛です。そうなんだ、おなかが空いたときにお腹が鳴るのと同じだと思っていた。
先生のパソコンの画面はウインドウが折り重なっていて、一番下に細く山の写真が見えた。この先生が山をやるとわかった。メモに、閃輝暗点片頭痛、と書いたのをもらった。片頭痛の前に起こるのだそうだ。脳に異常がないとだけわかれば、もういい、よかった。病院を出たのは1時半ころだ。

夕食はT夫が外で食べようと言ってくれて、新しくできた焼き肉屋に行った。タンジェリンハイを飲んだ。お酒は久しぶりだ。