1月22日(月)対比を反省する

きのうは、午前中モスバーガーにいた。昼から家にいて、夕方、ロッキーで2時間くらいボルダー。4級5級で、どうやって動けばいいのかわからない課題がいくつかあった。

エックスにボルダー壁の写真を投稿したら、「刺激の強いコンテンツ」とエックスに判別された。赤いホールドのせいかな。放置して一日経ったら、普通になっていた。

 

そして、きのうは、ついやりがちな、対比を反省する。

示唆に満ちていたのでメモする。

〈忘備メモ〉

 

選考委員のことば

「重なりあう時間」多和田葉子   

 

「小説は、不在の時間というテーマに取り組むジャンルなのかもしれない。わたしたちの悪い癖は、過ぎ去った過去と現在を単純に対比させて、それぞれを一枚の絵にしてしまうことだが、それとは違って、この小説の中では複数の時間がいとも不思議なやり方で重なり合い、独特の時間空間をつくりあげている。思えばそれこそ、この作者が長年かけて完成させた作品世界なのではないかと思う。

(中略)--人生が一本の時間の線であることをやめると、今ここにあるものが、あたかも過去に失われたものが戻ってきた姿に見え、激しい憧れをかき立てる。静けさと孤独に包まれた憧憬の中で、まさにコロナ期の人の心と、この作者が描いてきた作品世界とが一致したのではないか。――(略)」

 

 

野間文芸賞発表 川上弘美「恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ」 

群像2024年1月号、40ページ