きのうは、昼前にスイス料理店でY子と待ち合わせた。スイス旅行の反省会だ。
向かう途中、スマホが不具合になり、ネットにつながらない。地図アプリで店の場所が検索できない。店の大体の位置は覚えているが、地下鉄の駅から地上に上がったところで、北がどっちわからない。歩道橋の上で景色を眺め、降りて、歩いてみる。彼女に電話していたとき、知っている建物があった。教えてもらって、到着できた。
散策しようと時間に余裕をもって家を出た。彼女も迷ったと言う。やはり、散策するつもりで早く駅に着いたそうだ。
わたしはチーズフォンデュ、彼女はラクレットにする。スイスでは、レンチンするだけで食べられるインスタントフォンデュみたいのをスーパーで買い、ホテルの部屋で食べた。チーズに苦みがあり、つけるものがパンしかなくて、飽きてしまった。
本当のフォンデュとはどんなか、知りたかった、日本で、というのが転倒してて気に入っているけど、たぶん本場のだと思っていいと思う。。
ワインが入っている伝統的なフォンデュを選んだ。卓上の火にかけて始めのうち、チーズは苦かった。スイスで食べたインスタントと同じ味だ。しばらくすると苦さは飛んだ。もっとレンジで温めればよかったのかな。
「マッターホルン形のチョコ、帰って食べたらすごくおいしくてさ、なんであの時2つしか買なかったんだろう」
と彼女。チョコの大袋と板チョコとミューズリーも買わなかったことを後悔している。旅行だと、荷物になると思ってしまうのか、妙に買い物をセーブするよねと、うなずき合う。わたしは、大昔行ったスペインでのキーホルダーだ。
今回は、記念で買ったクライミングシューズが微妙だ。イタリア製だし、お値段もそこそこした。そして、なんか、出番がない。
試穿きするのに、持っていたレジ袋を見せて、
「穿きましょうか」
と言ったら、
「いえいえ、そんなこといいですよ」
というようなことを主任のような男性スタッフは言った。ベルンだったけど、日本のようにビニル袋は掃かないらしい。主に登山の店だ。彼は
「きつかったらもっと大きいサイズもありますよ」
というようなことを言った。
「サイズが小さい方が好みなので」
と言うと、高校生くらいの男性スタッフが、
「小さい方がいい」
と、うなずいていた。クライミングを知っているみたいだ。蛍光色のスノーボードウエアのようなジャケットを着ていた。
スイスは、山を二カ所(マッターホルンとユングフラウ)鉄道で行って、都市を二か所回って上出来だ、と称え合った。
神楽坂をぶらぶら歩く。アコメヤトウキョウに行って、一通り見て、買い物をする。カフェで、プリンとほうじ茶を飲食する。プリンの上に絞った生クリームと缶詰のサクランボがひとつ載っていた。缶詰のサクランボなんて久しぶり。昭和レトロ風にまんまとはまり、昔話に花が咲く。
夜、朝から雨という予報で、外岩からベースキャンプへ行き先を変更の連絡が入った。
用意した荷物をほとんどやめて、インドアジム用の装備にする。