1月4日(火)行事食解除と、お通夜

きのうは、朝は行事食。行事食と言っても、朝はお雑煮とお汁粉とおせち、昼と夜はご飯と味噌汁におせちとお刺身と何か一品作るくらい。お煮しめは人気ない。お昼にたことブロッコリーのパスタを作ろうと、郵便局に行った帰りに買い物していた。T夫から、今日から昼は外でとってくると言われた。行事食解除だ。わたしは自分用に、お雑煮の残りにネギを入れて、そうめんでにゅう麺を作る。

T夫は畑や出荷作業をそろそろ開始するらしい。窓ガラスをきれいにするのは正月になるな、農作業が忙しいから、と大みそかに言っていたが、今日やらないと3が日やらないことになるな。

お通夜に行く支度をする。会場へは車で行こうと思っていたが、電車にする。黒っぽい服装にして喪服を持つ。荷物が大きい。途中で手帳と紅茶を買う。新春で店内外は混んでいた。

会場に早く着いた。まだ弔問客はほとんどいない。会場のひとに促されて、お線香をあげた。M氏の遺影は短めの髪で笑っている。プライベートなことは何も知らないが、インドアのクライミングでご一緒しているとき、楽しい方だと思っていた。外岩もこれからご一緒するはずだった。50代後半、まだまだこれからなのに、本当に残念でならない。参列者は、ホームジムの仲間などクライミング関係の方も多くいらした。M氏とほぼご一緒する。

二階の人から順番にお焼香ということで、二階の休憩所に案内され、テーブルにつく。私の隣の男性はクライミングの友人で、ときどき涙をぬぐっていた。天井近いところにモニターがあって、祭壇の様子が音声とともにわかる。お坊さんがお経をあげ始めた。テーブルごとに一階に降りて並んでお焼香する。密を避けるためだろう。並んでいるとき、赤ちゃんの泣き声が聞こえてきて、あらあら、となごむ。声のする後方を見ると一歳に満たない幼い子だ。お母さんじゃない女性にあやされていて、なかなか泣きやむことができない。列の後ろの友人の女性と目を合わせて、小さい小さい、と小声で言い合う。マスク越しに彼女も微笑んでいるのがわかる。若い男性がきて抱っこしたら、すぐ泣き止んだ。赤ちゃんのお父さんだ。
ライミングの仲間や知り合いがお焼香の終わるのを待って、少し言葉を交わしあった。そのあとそれぞれ帰る。皆さんは車で来ていた。

会場から駅まで歩いて12分でたいしたことはない。でも、車で駅まで送ってあげますよとW氏に言われてお言葉に甘える。信じられなくて、ここにきて写真見たら、本当なんだな、と思いました、とW氏は言った。