11月12日(木)佐久志賀の岩場

きのうは佐久志賀の岩場に行った。5時に待ち合わせして、下道で太田桐生ICまで行く。佐久平スマートICで高速を下りる。
9時に「たそがれエリア」に着く。だれもいない。アップで、「道しるべ5.10a」フラッシュレッドポイント。岩が冷たい。「イーグル左5.10b」1テンション。指が冷たくてかつ痛い。あとで見たけど、このルートは「分岐後、脆い部分があるのでクライマー、ビレイヤー共に注意」。どなたかのブログで、登る気にならない、とあった。もうここはやらない。「登竜門5.11a」にトライ3便目。3テンションの末途中で敗退。腕がパンプして核心を越えられず。右にトラバース気味に登ったところで力が尽きる。テンションしたら振られて岩にあたるもと思って怖かった。どうしようもなくて一回落ちたとき、ビレイヤーのS氏にうまくロープを出してもらって岩にあたるまで距離時間があり、足で岩をけることができた。「大丈夫だとわかったら、行けるでしょ」というような声をかけてもらった。大レストしてまたトライする。下の3ピンまでは、ここはここで足はこうして、とぶつぶつ言いながら登る。4ピン目あたりから、きつくなって、クリップしてテンション。レスト。右に出てもたもたしているうちに腕が疲れて、またテンション。アドバイスをもらって、通りぬける。そのあとは、ゆっくり登ってトップアウトできた。やったじゃない、前よりずいぶんすすんだじゃない、と言ってもらえて、励みになる。最後に「ひなたエリア」で「ひなたコーナー5.10a」クラックを使って、とトポにあった。めいっぱい使う。マスターオンサイト。終了点の二つあるハンガーのうち一つが緩んでいた。緩んでいない方に残置ビナがあって、それで降りた。このエリアも「脆い岩質」とトポにある。前述のどなたかのブログに、大きな岩が落ちた、と書いてあった。利用しないほうがよさそうだ。
 薄暗くなりかけの5時すこし前に撤収。エリアによっては山の影になって暗い。車についたころは本格的に暗くなりつつあった。午前中は寒くてカイロを5個全部使ったが、午後はときどき日が差して、シェルジャケットのうえにダウンを着たり着なかったり。それほど寒さは感じなかった。椎や朴の木の葉はだいたい落ちたようだ。きのうは唐松の葉がハラハラ落ちていた。風に吹き上げられて舞上がったりもしていた。シートやザックのなかにも、手で払っても除き切れない。秋のお供。