3月10日(日)カール・アンドレ展 初日 川村記念美術館

きのうは、図書館で予約した本を借りる。

佐倉駅でTさんをピックアップする。休日の自然渋滞で、予定の時間より15分遅れてしま

い、寒風の中、待たせてしまった。

 

川村記念美術館に行く。「カール・アンドレ 彫刻と詩、その間」展、初日だ。常設展をさらっと見て企画展に行く。

美術家 冨井大裕ギャラリートークの最中だった。出口近くでやっていた。スタッフに入り口の方を示されて、そちらに回る。

天井の高い広い空間に、立体作品が置かれている。一つ一つのものを見ながら、ほかの作品も目に入り、それと合わせて見たりした。気持ちのいい空間だった。

もう一つの部屋は、立体と小品と詩の紙片と本とがあった。

 

おなじかたちをピタリとつけて展示すると、隙間や表面の違い、床のゆがみや木材のそりやひび、金属のシミやカットが精確とはいかないところなどが、却って顕わになる。それが、作者の意図だろうというようなことを、冨井さんは話したのだったか。メモを取らなかったので確かではない。

似た作品はたくさんある。カール・アンドレが嚆矢なのかな。鉄板など金属板や太い角材を使っているがどことなく軽さがある。情念が貼りついていない。物は物だ。公園の遊具のような感じ。周りを廻ったりその上を歩いたりして、遊ぶ。さわったり乗ったりしたくなる、動作を働きかけたくなるのだ。大きさからくるのかな。床に置いた3つの作品の上を歩いた。作者に応えるような気分だ。

カタログの表紙・裏表紙は作品の写真で、モノトーン。黒い部分は、凹加工されている。何度も指を滑らした。

昼食は、美術館併設のレストランで昼食をとる。

また観る。15時頃美術館を出て、ココスに入る。1時間ほどお茶して、Tさんを駅に送り、家に帰った。