1月17日(日)女性スポーツサポート研修と、月経あれこれ

 きのうは、午後リモート(zoom) で4時間研修会。研修会のリモートは初めてだった。JSPOのコーチの研修会、女性スポーツサポートという研修だ。ハラスメント、医学、栄養、女性スポーツの啓発の留意点、だったが、それぞれたいへんためになった。特に医学の、月経は自分でコントロールできる、ということに瞠目した。
 月経による不調で練習を十分できなかったり、競技会で実力を発揮できなかったりしないように、薬で月経時期をずらすというものだ。主観的には月経の直後から数日間が一番調子がいいらしい。一時的な調節は、中用量ピルで行う。継続的には、(超)低用量ピルで、月経を3か月に一回くらいにするという方法もある。月軽が来てほしい時期に月経が来るようにする。月経が重い人の貧血は、薬を飲んで軽くしたり回数を減らす治療があるそうだ。

 以前は、月経は大事だから、周期による不調でも生理痛でも重いのでもがまんするもの、という考えが一般的だった。生理痛の薬も頭痛薬くらいだったろうか。月経による不調は、自分ではどうすることもできずやり過ごすしかなかった。それがいまや、不調なら、つらいなら、治療しましょう、ということになっている。調子はコントロールできる、ということになったのだ。いい世の中になったもんだ。

 月経は神秘で不可侵なこと、という考えが私に漠然とあった。私はなんで神秘と思っていたのかな。自分でしらぬ間に進行するからかな。子どもを産むために大切なことと言われてきたからかな。
 私は貧血気味だったけど、月経のせいかどうかなんて考えることもなかった。でも、どうしようもなく体が鈍かったり甘いものを食べたくなったり感情的になる周期は自覚できた。
そして、思い出したけど、私は高校一年から二年生にかけて、月経が一年間くらいなかった。まあ楽でいいやくらいに思っていたのだが、月経がとまって半年くらいたって母親の知るところとなり、あんた変なことをしていないでしょうね、それなら、生理が来ないのは心配だ、将来子供が生めなくなる、と婦人科に母親と行くことになった。平日の朝いちばんに行き診察してもらう。妊娠ではないので、ビタミンDを飲んで様子を見ましょう、ということになったような気がする。そのあと遅刻して学校へ行った。
 部活をしていて軽いダイエットも自己流でしていたせいだったかどうかはわからない。ウエストが60センチくらいだったから、体形は普通かやや痩せている方だったろう。病的に痩せていたわけではない。医者でもらった薬(ビタミンD)がなくなると、市販の錠剤を飲んでいたがそのうち面倒だし効果がないから飲まなくなった。半年くらいしてもうちょっと食べるようになったころ、月経が復活した。年齢的に大人になってきて、自分のとんがったところと折り合いをつけられるようになってきたのも関係があるのかもしれない。

 月経は、世間的に、恥ずべきことという意識は、まだあるだろうか。恥ずべきものの中で汚れたイメージはあるだろうか。以前は、ナプキンを買うと目隠しの袋に入れた。ナプキンと似た用途でも、紙おむつは目隠しの袋は付かない。下着も目隠しの濃い色のレジ袋に入れてくれてた気がする。お店の気遣いを、ありがたいともそういうものだとも、以前は思っていた。
 今はナプキンが袋から透けて見えても私は恥ずかしくない。私が厚顔の大人になったからか、世間がナプキンを恥ずべきものとしなくなったと感じたか。でも下着は、入れた袋を持っていて、外から透けて見えたら少し恥ずかしい。今は下着を買っても目隠し袋は付かない気がする。そしてレジ袋有料になりエコバッグ持参だから、ナプキン買って目隠しの袋をつけてくれることはないかもしれない。

 16日、新感染者、東京都1809人、土曜日としては2番目に多い。〈9日(土)の2268人が土曜日最多〉