6月29日(火)構図

きのうは、懸案を片付ける日、と前日から決めていた。梅雨の晴れ間だし特に予定はない。おじいさんのこたつカーペットと毛布の搔い巻きと毛布を洗濯した。すべての部屋に掃除機をかけ、畳をアルコールで拭き、廊下と板の間にもクイックルワイパーにファブリーズを吹きかけて拭いた。枕や座布団や座椅子にもファブリーズを吹きかけた。トイレのとき使う洗面台にこびりついた水垢を、陶器用の消しゴムでごしごしこすった。水垢は液体を振りかけて化学的に落とそうとするより、物理的に力で研磨するほうが効果があると思う。これら掃除と洗濯に、午前中いっぱいかかった。

午後、出かける直前、支度してカバンをしょって戸締りをしていたら、玄関のむこう側から声がした。ドアを開けると歩行器のレンタル屋さんで、歩行器と手すりの引き取りに来た、という。T夫からは何も聞いていない。
おじいさんは、医療ができる施設にいる。歩行器と手すりは家にあっても使わないから返却するんだ。あらまあ。実子のT夫とT姉は、おじいさんがもう家に帰ってこないと判断したか。おじいさんは、点滴で栄養を取っているけどだいぶ食べられるようになった、移動は車いすだとT夫から聞いていた。私は、リハビリをすれば歩けるようになると思っていた。歩行器などは、使うときはまた申し込めばいいんだろうな、とも思った。手すりは、ベッドの横にある。それを取るのにベッドを移動させたら、ほこりとゴミが出てきた。掃除機で吸い取る。T姉が指令を出しT夫が応じて、私が知らされてないまま実質を担いあとかたづけする、という構図から外れることはあまりない。

モスバーガーに歩いて行く。夕方、食料品の買い物して帰る。