5月5日(木)片付け、など

きのうは、午前中は義父の部屋の片づけをした。寝具と衣類の一部をとりあえず取っておくものと捨てるものに分けた。

家の生垣の下に雑草のツルが生えてきて生垣に絡まり始めた。スギナも生えてきた。道の側から除草剤を振りかけていたら、二軒先のTさんが軽トラで通りかかった。Tさんは車を停め、腕を手前に振ってこっちにくる仕草をする。窓を開けた。

なんだよ、ちっとも会わないねえ。いつもいないじゃないかって、みんなで言ってるぞ。Tさんは笑いながら言う。夜はいるいる、いるわよ。私も笑いながら応える。
なんでえ夜って、でもたいへんだったね、おじいさん。あ、Mさん(Tさんの夫)が来てくださって、お気遣いご丁寧にありがとうございました。あとは四九日。たいへんだったね、でもこれからもっとたいへんになるよ、ははは。Tさんはいたずらっぽく笑う。えー、そうなの? わたしも笑う。Tさんは、んじゃね、笑顔のまま車を走らせた。まあ多分相続のことだと思う、そういうのはT夫がやる。

数年前、義母が亡くなったとき、故人の生前のものは残しておかないで、ちゃんと片づけた方がいい、残っていると故人がこの世に未練を残して成仏できない、と、同じ地区のFさんが言ってくれた。そういう言い方があるのか、いいことを聞いたと思った。故人のためと思えば作業が進むし、地区の人達や婚家の親戚たちへの言い訳にもなる。私は義母の衣類と日用品だけ少しずつ片付けていった。それ以外のことどもはT夫の仕事だ。しかし日用品でも義姉に苦情を言われた。故人がこの世に未練云々はさすがに言えなかった。義母の持ち物の中に、無くしたと思っていた私の帽子が出てきて、びっくりした。すぐ捨てた。私がT夫に贈った腕時計も出てきた。

義父の片づけで、いまのところ、驚くものは出ていない。四十九日納骨後に本格的に片づける。

午後は家にいたが、人波が引く夕方を狙って、イオンに買いものに行く。スマホを忘れたことに気が付いて、もう二三買い物があったのだけど、すぐ帰る。スマホは外で使っていないから家にあるだろうと思っていても、実際に確認するまで不安だ。

山に登って帰るというのはシンプルだ。一つの目的に向かって行動するだけだ。一昨日は昼過ぎに家に帰ってきて洗濯して掃除して買い物行ってご飯作っていたら、一日が過ぎた。複雑ではないが、どうにでもなるし雑多である。