11月26日(木)外岩やめてロックランズ

 きのうはK氏とロックランズで登った。4人で外岩に行こうとしていたけど、一人が行かれなくなり、かつ、ボルダリングユース大会でCOVID-19警戒要請のM氏の話を聞いて、行きたがっていたK氏が揺らぎ、加えて誰が車を出せるか、難しいかもしれないということで、結局行かないことになった。私は3日間家を空けていろいろやってないことがたまり、早朝から夜まで出かけるのは避けたい気分だった。と言っても、午前の家事をして夕食を作っていたら家を出る時間になり、夜6時頃帰宅したのだから、約一日使った。
 ロックランズはシャッターを下80センチくらい常時開けて換気はとてもいい。その分冷風が吹きこんで寒い。外岩みたい。登らないときはフリースを羽織った。お店のスタッフはダウンを着ていた。
 垂壁の11aはレッドポイントできた。薄かぶりの課題は3つできなかった。11a二つと10d一つ。メタメタ。ホールドに飛びついても取れないところがあった。4回やって結局敗退。花札小野道風、柳に蛙の、蛙になった気分。
 調べたら、小野道風が自分の才能に悩んで書道を諦めかけていたとき、蛙が柳に飛びつこうとして繰り返し跳ねている姿を見た。柳は離れたところにある。道風は、到底飛びつけまいと思っていた。たまたま風が吹いて柳がしなり蛙がうまく飛び移った。それを見た道風は、自分はこの蛙ほどの努力をしていない、と思って、書道をやり直すきっかけになった。
 何度飛んでも取れない比喩として使うのは間違っていたのだけど、何度も飛ぶ蛙なら、いつか風が吹いてとれるってことだ。