5月30日(日)長沢の岩場・正確さばかりの文言など

きのうは、長沢の岩場に行った。K氏、M氏、O氏と。私の車で行くとラインにあったので、ガソリンを満タンにして、窓ガラスを拭いて、エコバッグなどいらないものを下ろして用意したんだけど、集合場所でO氏の車で行くことを聞き、乗り込む。このメンバーはこういうこと2回目。言ってよ。怒ってないけど。

ホットメイプル

メイプルシロップ5.11a オンサイト。

杣人 5.10c 2テンション

ノークオーター5.12a トップロープでたくさんテンションしてトップアウト

ロックダウン5.10c フラッシュ完登

杣人5.10c 敗退 よれたらしい。

 

地元クライマーのN氏と一緒になった。ビレイしてもらった。ほかに地元の方2名が、プロジェクト中の新しいルートを作っていた。はがれそうな岩をハンマーでたたいて落としたり、岩肌に付いた土を落としたり、グレードを諮ったり。岩場を楽しめるのは、こうした方たちのおかげだ。

その方たちに、スズメ蜂が居ることとダニにさされた話を聞いた。ビレイをする直前K氏の首に何かの虫が刺した。持っていたポイズンリムーバーと虫刺さされ薬が役に立って良かった。

これからの外岩に虫よけとともに必須だ。けど、これから暑くなるから、外岩にはあまり行かなくなるかな。

 

Kさんが言う。

Mさんに強制されて、登った。あとでMさんが回収してくれますよ。しょうがないなあ、ビレイしてあげますよ。――こういうの、どう思います、私は関西人だからこういうふうに言うの好きなんですけど、たまに眉をひそめる人が居て。

私は全然。好きですね。私が言った。

言葉でじゃれ合うというか、わざといたぶるようなことを言い合って会話を楽しむ、ということがやりづらくなった。ネットでは、冗談のつもりでもニュアンスが伝わらないから、まったく違うとられかたをされてしまわないようにしなくてはならない。対面が特別になった世だ。その余波か、話し言葉も、誤解を生まない言い方しかしなくなってきた。冗談が通じないの前提はつまらない。正確さばかりでは心がほぐれない。

 

寝る前に、赤い大きな月を見た。空の下の方に出ていた。少し欠けていたけど、そういうかたちだ。瑕疵じゃない。いいものを見た。