7月2日(金)親の高齢

きのうは午前中歯医者へ。午後、前日買った机を組み立てる。ちゃちなドライバーセットを用意して梱包をといたんだけど、いらなかった。付属の六角レンチとスパナでできるようになっている。組み立てた机を机上に乗せて、いいじゃないですか、いいじゃないですかと一人で悦に入っていたら、T夫が見に来た。

父の面会の予約を取る。6月は老人ホームでワクチン接種を実施していたので、感染防止に万全を期して面会期間を設定しなかったとのこと。今回は、妹とT夫と3人で面会に行く。人数制限については今回特記されてなかったけど、これまで2人だった。尋ねてみたら、椅子の間隔をあけることになりますが、と了解してもらえた。よかった。駅前のそば屋で昼食を一緒にする予定。

父は、面会では自分の身体の不具合を訴える。それでも話させれば言葉が出てくるので、発話の練習になるかと、わざと尋ねている。
認知症が進む前や、自分で歩けたときは、自分の健康のことばかり言うので辟易していた。ここが痛い、調子が悪い、あの医者はだめだ。そう言われると、私も、こうしてみたらとか、これこれこうだからと励ましたりした。すると最後に、まあいいか、だんだんに自分でやってみるよ、と父は言い、何も変わらない。新しいことをしたり受け入れたりするのがおっくうになっていたと思うが、言葉を尽くしてそれが最後に無意味になると、たいへん疲れる。
もっと前のもう少し元気な時は、先祖の自慢をされた。大した事ないのに。先祖ことを伝えておきたい、と言っていたが、上下関係しか知らないサラリーマンは偉ぶることが無くなると、最後には出自をもちだすか、と思っていた。

父とはたまにしか会わないのに、また健康と先祖の話か、と思って、早く終わらないかと思っていた。自分で言ったことが自分にとどまらないから、相手もそうだと思い、何度も繰り返すことになる。

親が高齢になるなんて、初めてのことだ。だんだんどうなるかなんて、個人で違うし、自分に引き比べられなかった。親が年を取って変わってくる状態にその都度対処するしかしようがない。