8月7日(土)女子決勝

きのうは女子決勝。

素晴らしかった。 野口選手が銅メダル、野中選手が銀メダル。結果が確定したとき、ボランティア皆がよろこんだ。特に野口選手にはメダルをとってもらいたいと全員が思っていた。しかも野中選手と一緒にメダルが取れて、こんなに良いことはない。
ボランティア用の3階席で、表彰式を見た。

昼に来て、会場にチェックインすると、競技の遂行という一つの目標のために大ぜいの人が動く。会場を出ると、COVID-19の緊急事態宣言中の東京だ。
来るとき、会場最寄りの東京テレポート駅で降りてエスカレーターで上がると、真昼間の強烈な日の光が地面を焼きつけている。まぶしくて目を細めて見上げると空の青に白い雲がある。集合時間より早いせいか、人がほとんど歩いていない。日の光を避けて、屋根で陰になった場所を選びながら歩道を行く。横断歩道を降りて少し行くと、公園の歩道の植え込みがあって、セミの声が聞こえる。車も走っているのだけど、静かだと感じる。この辺でいつも、今が緊急事態宣言中と思う。そして、大昔に読んだ、サルトルのなにか、蝿、かな、の最初に、こんなふうに暑い砂漠と門の描写があったっけかと思う。衝立の影に入るために、歩道の端を歩く。
会場外のところどころに立っているお巡りさんに、お疲れさまです、と言って軽く会釈をすると、おまわりさんは、お疲れさまです、と返してくれる。