3月11日(金)上野リチ展を観た

きのうは、「上野リチ ウィーンからきたデザイン・ファンタジー」展を観た。三菱一号館美術館にて。
装飾っていいな、と思った。シンプルなものや色を旨としてきたようなところがあったけど、心が浮き立つ装飾もあるのだ。装飾といえば、うるさい(過剰)だったり飽きてしまうとつい思っていた。展示された上野リチのデザインは、花などの植物が多く、きれいな色がたくさんあって、特に赤っぽいピンクと青緑が目立っていたし、細い線がしゃっしゃっと入るのが特徴的だ。
七宝飾箱は、リチの特徴を表すのに適していると、感心した。ああいうのを持っていたら、「私には、これがある」と心の灯になるかもしれない。
楽しんだのは目だけではない、喫茶店がこんな壁紙だったら、こんな箱を持っていたら、こんなアクセサリーを持っていたら、と、生活に想像を巡らせて、楽しんだ。豊かさの享受してよし、と誰かに言われた気がした。
初めて三菱一号館美術館に入った。中庭から入るようになっていて、木々が植わっていて、いい感じだった。ベンチでサンドイッチを食べている人などいて、憩いの空間演出が決まっていた。