12月20日(日)カーテンを洗う。元の新聞配達の人が来る。

 きのうは、午前中、カーテンを8枚、レースのカーテンを2枚、5回に分けて洗う。ホームセンターで日用品、スーパーで食料品のかいもの。クリスマスプレゼントは何にしよう。午後は家にいた。

 年賀状の図案を描き始めるが、決まらない。牛を、見たい角度でスケッチしたい。写真に撮りたい。四つ足の歩きを、立って歩いてみた。右の前足と後ろ足の間が広いとき、左の前足と後ろ脚が狭い。歩いてみたって絵が決まるわけじゃないけど、人間の手みたいに体側から後ろに振れない、前足は後ろ足のすぐ前までだ、と分かる。

 十牛図がロデオ風になりそう。

  夕方、朝日新聞を長い間うちに配達してきたという男性がきた。30歳前後の笑顔のおにいさんだ。髪が襟につくくらいで、面長のちょっと整った顔をしている。音楽をやっている人っぽい。知らんけど。たまに夕刊配達のときに新聞を受け取ってごくろうさまーと声をかけていたが、配達はバイクでヘルメットして朝日新聞のそろいの白いジャンパーにズボンだから、どんな人だか知らなかった。うちは今月から東京新聞に変えたのだ。東京新聞は読売系の配達所が配るそうだ、夫に聞いた。
 朝日の配達男性は、朝日新聞の何がいやで東京新聞にしたんですか、と聞いた。朝日の内容が薄くなったからかえたんだけど、東京も薄かった、と私は言った。私は夕刊の文化欄が好きだった。男性は、東京新聞の契約が6月に切れるから、「こうしん」に朝日はいかがですか、と言った。私は、「こうしん」を、東京新聞が朝日より「後進」だから、朝日をどうか、という意味にとって、「東京新聞の方があとからだから?」と言ったら「え」と男性は笑顔。私は「更新」とやっとわかった。東京新聞の配達所と朝日新聞の配達所は隣なんです。ちょっと聞いちゃいました。と笑顔。契約が6月までなんですね、そのあと朝日に戻るのはいかがですか、朝日の上の方からまた朝日に契約してもらうよう言われて、と言った。確約できませんね、と私は言った。しばらく東京でいい。物珍しい。