きのうは、桜沢・スッカン沢に行った。我が家に二人乗り合わせできて、私の車にのりこむ。M氏とA氏。梅雨開けして、快晴。ずっとM氏に運転してもらう。
沢に入ったり、岸の石の上を歩いたり、決まった道がなくて、自分の選んだところを通って、沢を遡行する。だから同じパーティーでも人によって歩くところが違う。私は岸に近い水中と岸を歩いた。水中を渡ることもあったが、膝上くらいまでの水量だ。水は冷たくない。
底にフェルトが張ってある沢靴は滑らないけど滑るときもある、ということで、どのへんまで靴を信じていいか、よくわからない。水中でも水がなくても、基本滑ると思って、一歩一歩上半身おっかなびっくりで歩いた。
沢で片側が岩で切り立った壁のようになっているところで、「へつる」というトラバースをやってみる。すぐ落ちてドボン。
5メートルくらいの滝を、セカンドで、ロープをつけて登った。水の流れているところのほうが、岩はつかみやすいガバがある、濡れるのを厭わない方が登りやすい。岩で支点を取り、ビレイヤーによってロープで確保されているから、滝には落ちないが、もし落ちたら、水中、ちょうど真下に大きな岩がある。最初に登るM氏は、当然確保されていない。すごい。
「冒険だぁ」と思いながら、一歩一歩沢を歩いたが深いところにはいかなかった。日帰りだから、28リットルのザックで十分だった。
無事、沢デビューができた。連れて行ってくれたメンバーに心から感謝する。連れて行ってくれる人がいていいね、と、妹のK子がラインで言っていた。その通りだと思う。初心者に教えてくれ、バックアップしてくれた。私は恵まれている。
帰り、風呂屋に寄ってさっぱりして、餃子屋に入ろうと駐車場に入れたら、お食事ですか、もう閉店なんです、と窓から顔出して店員さんが言う。7時20分くらいだった。営業時間を過ぎている店が多い。営業しているお店でも8時までだろう、国道沿いならあるかもしれない、と検索もしつつ走る。あった。エスニック料理屋、カレー屋かなと思ったら、カレーもあるけどメニューをめくるとネパール料理でセットや一品で様々な品目がある。それぞれ違うのを頼んで、味見させてもらった。ダールという豆のかけ汁が、油でぱりっとしたクミンシードがアクセントになっていて、特に美味しかった
