11月16日(火)コツコツの音

きのうは、あさ、朝食の支度をしていると、コツコツと木材を打つ音がした。指をピアノ弾くみたいにして軽く打ったような音。家の中のどこかから聞こえる。家鳴りじゃない。ネズミかなと思った。しばらくして、また聞こえる。T夫も聞いた。二階から聞こえてくるらしい。二階の納戸は空気がこもらないようわざと10センチくらい開けている。戸を閉めてきた。ネズミだったら中に閉じ込めたので、また聞こえたら、見てみる。とT夫が言った。またコツコツ音がした。犯人と目が合った、と笑いながら二階から降りてきた。私も行ってみたら、階段上の窓ガラスの外に鳥がいて、私を見てすぐ逃げた。ガラス窓をつついていた。モズらしい。そういえば、こつこつ音がするとき、ちちちと差し迫った感じでさえずる声も外から聞こえていた。ガラスに映る自分の姿を縄張り荒らす敵だと思って攻撃している、とはT夫の 言だ。ガラス窓は木材にはめられて柱のそばだから、振動が伝わって木材を打つ音に聞こえるのかもしれない。
亡き姑が用事で呼ぶとき、柱をたたいて知らせていた。その音と似ているのだ。コツコツを聞くと、えっ?と注意が向いてしまう。今日もモズがコツコツするので、家の中側だけどガラス窓のすぐそばにDVDを吊るしてみた。きらきらするのを嫌がるらしいから。