2月9日(木)K子と一周忌墓参

きのうは、9:50に鶴川駅で妹のK子と待ち合わせる。K子から、遅れそうなのでバスに乗れなかったら先に行ってて、あとからタクシーで行く、とラインが入る。バス停で待っていると、K子が走ってきて、10時ちょうど発のバスに間に合った。K子は各駅停車に乗り換えるのに町田で降りていた。そのとき間違いに気が付いた、とのこと。ああ、分かる。鶴川って、町田の手前なんだよね、柿生の次。町田の向こうかと私もつい思っちゃう。それに、来るとき電車で二度乗り過ごしそうになった。本を読んでたり、メール打ってたりして顔を上げると次が降りる駅だった、と私は言った。あぶない、あぶない、二人で笑う。

バスを降りて歩く。暖かい。手に持つとかさばりそうなので、ダウンはコートじゃなくて腰までのにして正解だった。

10:30頃墓前に着く。コロナだから一周忌は、夫同伴ではなく、K子とわたしたちだけにしようと話し合って決めた。お坊さんも呼ばない。線香をあげて、黙って祈った。スマホにスクショしておいた般若心経を見ながら、唱えた。ちょっとつっかえた。唱えたあとは、亡父母にとっての孫たち5人がいい人と出会えますように、と二人で声に出してお願いした。

11時ごろ離れる。歩いてイタリアンレストランに行く。一軒家で隠れ家風のたたずまいだ。前回の墓参のとき来てみたら、予約で満席だった。今回はK子に予約してもらった。二人とも本日の魚料理と飲み物スイーツ付きとを頼んだ。K子はトルコ旅行から帰ってきたばかりで、その話をした。おみやげをもらった。そして、なんで子供たちは異性と付き合いたいと思わないのかねえ、そこからだよね、ということで一致した。
子供はもういい大人になっているのに何を言えるかとも思う、と言ったら、親がおぜん立てしてくれて本当は良かった、という人はいるよ、とK子が言う。親が言うからしぶしぶ来ました、という態で付き合い始めると。おお、なるほど。K子は、恋愛成就のお守りを買ってみちゃったという。子供に送っちゃおうかな、て思っている。うん、でも、彼女が部屋に行ったら恋愛成就のお守りがいっぱいあったら嫌だろうね。そうだねえ。

亡父のことではK子はかなりまいっていたので、あまり触れないでおいた。姉妹で、両親への思いは違う。私は義理の父母と同居していた。K子は実父実母と二世帯同居だった。日常で親と住んでいるのはどういうことか私は知っている。親と住んでいない兄弟がたまに家に来て、ほんの数時間過ごしてなにかしたような気になり、勝手に理想化した親のことを同居の兄弟に言うのは、まったくのお門違いであることも知っている。

13:30にお店をでて、バスに乗り、鶴川駅に着いた。電車で私は新宿で降り、紅茶とほうじ茶を買って帰った。