3月28日(木)近代美術館「常設展」、西洋美術館「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」

きのうは、午前中、郵便局でエッセイを投函する。

竹橋のパレスサイドビルドトールで13時過ぎに待ち合わせた。早く着くつもりで、12時前になる。店の位置が分かりにくくて10分くらい迷った。

12時台にYさん、13時過ぎにKさん、Ⅿさんが来る。昼食を食べて、14時に近代美術館に行く。

常設展を観る。岸田劉生が良かった。絵も良かったし、日記帳があった。毎日、こまかい字で綴られ、ときどき挿絵もある。同時に麗子の描いた絵も展示されていた。劉生は、○○に美しさを見出している、などと良さを言葉にしている。小児の美術教育に理念を持っていたのを知る。「我子への図画教育」。

ボナールも一点あった。眼福

Mさんは、自分が展覧会を間違えていたのに気付く。数日前、いくつか展覧会をピックアップして、その中から彼女に選んでもらっていた。15時20分に入り口に集合で、上野へ移動することにする。

 

西洋美術館「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となり得てきたか?」展を観た。

作家の作品と、作家が選んだ収蔵作品が並置されている。各作家共通のお題が「西洋美術館」だ。作家による提言ともいえる。美術史、発表する場所、過去の鑑賞体験、未来の観客を意識することになる。

様々な作品は、作家が自らの表現を突き詰めてきたと思われる。現代が現われているのだろうとも思う。美術館の絵が、作品を考えるヒントになるし際立たせている。杉戸洋、梅津庸一、遠藤麻衣が心に残った。

田中功起の、美術館に乳幼児向けの託児室やキッズスペースを設けるという提言は、実現したら素晴らしい。その昔、どうしても観たい展覧会には、乳幼児をおんぶして行った。往復に時間がかかったこともあって、長時間同じ体勢でいると子供も親も疲れる。体をほぐすために、子どもを自由に過ごさせたり昼寝させたりすることができるスペースが館内にあれば助かる。

と、ここまで書いて、なぜベビーカーを使わなかったのだろう、と気が付いた。エレベーターが設置されていない駅が多かったのと、かえって荷物になると思っていたらしい。ベビーカーで来ても、託児室やキッズスペースがあれば助かるのは、むろんだ。

 

カタログを買った。必読と思った。

 

閉館時間に出る。4人で無印のカフェでおしゃべりをする。Mさんは先に帰り、3人は19時過ぎまで過ごす。