9月19日(火)山中湖周辺を廻る

きのうは、7時過ぎに起きてリビングに出たら、3人がコーヒーを飲んでいた。すごくよく眠れた。

朝食は、ピザとパンとスープと浅漬けとコーヒーと牛乳。リビングで食べる。そのままおしゃべりしていた。

9時ころ、残った食材の、ゆで卵を作りながらソーセージをボイルし、買ったおこわを4つに分けてラップし、パンも小分けにし、ミディトマトを洗って容器にいれた。

テラスのテーブルと椅子を屋内にかたづける。荷物をまとめてリビングの椅子に置き、屋内全部に掃除機をかけ、ファブリーズしたあとフローリングワイパーで拭く。

10時に出発。山中湖パノラマ台に行く。若い穂が出ているススキの原の向こうに山中湖その向こうに山々が見える「絶景スポット」だ。青空で富士山に雲がかっていた。雲は景色に躍動感を与えるから好きだ。ススキもこの秋初めて見た。ゆっくり景色を眺める。

山中湖に降りる。わたしたちは水際にいた。50mほど離れたところに親子5人が水遊びをしていた。お子さん幼稚園児くらいだ。そこに、湖の中ごろから来たのか、一羽の大きな白鳥が近づいた。わあと声がしてそちらを見た。白鳥は陸に上がった。羽を折りたたんだまま胸を張り、体を大きく見せているようだった。実際、子どもたちより大きい。子供らは怖がって5メートルほど離れた。大人になにかもらって食べた。人のすぐそばにいて、湖の方を向いて、立っていた。5分くらいして、数歩歩いて水に入り、泳いで行ってしまった。

ゼウスが化けた白鳥がレダを誘惑するという話がギリシャ神話にある。こんなふてぶてしい白鳥を見て着想したかもしれない、と思った。
山中湖文学の森公園に行く。まばらな林の中の一つのあずまやに座る。そぐそばが湖を周る道路なのだが、静かだ。日陰で涼しい。持ってきたランチセットを出し、アイスコーヒーと牛乳とともに食べる。

ところどころ大きな石に俳句や短歌が彫られている。万葉集から、万葉仮名で彫られているのがあって、「ば」が「婆」とか、面白かった。俳句の館 風生庵に入る。俳人の家を移築したらしい。畳に椅子、凝った柱など、上がりこむことができて、昔の立派な建物の良さをあじわった。

別荘に戻って、荷物をまとめて14時に出る。渋滞を避けたいから、早めに出た。お土産を買っていると遅くなるので、店には寄らない。高速道路を使う。途中、流れないこともあったが、低速で進み、秦野駅に着く。電車に乗り換え、それぞれ帰る。