9月21日(月・敬老の日)都現美 もつれるものたち展 

 きのうは、東京都現代美術館に行った。開館の10時ごろ到着すると、館内に列ができていて、まず、チケットを買うために並ぶ。列は、階段を下り地下二階の多目的室まで伸びて、多目的室内で一回折り返したところが最後尾だった。待っていると、列は室内を二回折り返すまで伸びた。少しずつ進み、30分くらいでチケットを買えた。
オラファー・エリアソン」展の入場するのに、私がチケットを買ったときは、入り口に10分待ち書かれた札がさがっていたのが、「もつれるものたち」展を見て出てきたときには40分待ちになっていた。いやすごい、現代美術でこんなに人が並ぶとは。テレビで紹介されたのだろうか。それにしたって。
 同行した人は、今は日時指定でネットでないとチケット買えない美術館が多いから、急に行きたくなった人が来たんじゃないの、と言っていた。並んでいる人たちをざっと見ると、20代くらいの若い人がほとんどだ。
エリアソン展は、
「…エリアソンのアートを介したサステナブルな世界の実現に向けた実践に触れるまたとない機会です。その体験は今を生きる私たちに忘れがたい気づきをもたらすでしょう。」〈オラファー・エリアソン展パンフより〉

であるから、美術そのものの展覧会より間口が広いのは確かだ。

 「もつれるものたち」展は、もの(作品)そのものを見せながら、歴史や地勢を掘り起こして、見るものに新たに考えさせる。トム・ニコルソンとリウ・チュアンがよかった。よかったけれど、感動ではない。
 なぜか。人間の外部との関係、の展示であるように思えた。私は、人間の内部に興味がある。