1月2日(土)初日の出

 きのうは初日の出を見た。

 6時過ぎに起きて、お雑煮などの準備をしていたところ、つけっぱなしのラジオで日の出の時間が6時52分と知ったので、見てやれ、と6時45分頃外に出た。寒くて、私はその場でぴょんぴょん飛んでいた。フリースにジーパンでエプロン姿だ。5人連れの20前後くらいの女性たちがぽつぽつ話しながら歩いてきて、ちょっと離れたところで止まった。彼女たちにおはようございますとあいさつして、私はその場で飛ぶだけでなく腕を回したり足を折り曲げたりストレッチの真似ごとをしていた。彼女たちはしばらくそこにいたが、来た道を戻っていった。さっきのところの方が見えるね、などといいながら。
 空は白んでいた。東は下に行くほどオレンジが強くなる帯の、地平線近くの一番下が次第にオレンジから赤っぽくなり、一か所黄色の箇所が現われて、その黄色がだんだん白くなってきた。日が出そうなところだと思ってそこを見ていた。寒くて時間がたつのが遅く感じられた。日の出時刻の52分はすぎたようにも思う。地平線と言ったが、日が出そうなところは二つの低い丘で、かろうじて木々のシルエットが見える。木々のシルエットの隙間から強い光が射した。朝日だ。ゆっくりのぼってくると木々の上になってきて光の丸さがわかるようになってきた。金の光だ。なるほどこれが金なんだ、と思った。年頭の目標をその場で決め、念じた。家に戻ったら6時57分頃だった。 

 誰も来ないことをいいことに、午後は台所の大掃除の続きをした。昆布巻きを作った。芯はニシンとごぼう。年賀状をまだ出してなくても、元日にもらうとうれしい。やはり元日に届くようにしなければいけない。