10月24日(月)県民体育大会 

きのうは、県民体育大会だった。朝5時半に起きる。会場の松山下総合公園に8時ころ着いて、公園のジョギングコースを歩く。体を起こすためだ。わたしは出場順が一番なのだ。歩いている途中大会スタッフのSさん夫妻がいて、ちょっとおしゃべりする。登山靴のことを訊く。

9時からの受付時間に同じチームの人が体育館入り口に来て、一緒に体育館の中に入って受付をする。予選からオンサイトなのでアイソルームに入る。少し柔軟をして、アップ壁を軽く触る。すぐに開会式になり、緊張してくる。はじめの数手だけでも間違えないで登れればいいのだけどと思う。はじめの数手が苦手なのだ。同じチームの人ともそんなこと話す。
ハーネスを穿いて支度してオブザベーションに臨み、アイソルームに帰ってきて荷物をまとめてすべて持ってコールゾーンに行く。競技エリアに出ると、壁の課題をいかに登るかになってそれは自分の問題だけど、自分の一挙一動が見られて、どういう登りをする人か顕わになる。

顕わになるというのは、例えば画廊での作品発表もそうかもな、と思う。いや、作品の方がもっと、人となりまで見えてしまう。

小さいホールドの持ち感が悪くて、飛ばして次のホールドを取ろうとして、飛びついたが取れなくて落ちた。まだ余力があった、出し切れなかった、ふがいない、と、直後は思った。

登り終わってすぐ、スタッフになる。スタッフが足りてなくて、選手兼スタッフなのだ。そういう人は割といて、出場順が先なのだった。わたしが登ったときは、競技委員長が代わりに入った。私は決勝に上がれなかった。
予選終了後20分でアイソクローズだ。ビレイヤーでもあり決勝に残った選手は、あと20分でお弁当食べきれるかしら、競技開始までには消化できるかな、と言って急いで食べていた。

決勝は15時前には終わった。閉会式で成績発表。県民大会は群市対抗だ。男女別で、郡市の選手3名の順位ポイントを加算したのが郡市の成績になる。少ない方が順位が上だ。
わたしたちは、成績は置いといて、出ることに意義があると言い合っていた。私以外の2人はよく頑張った。すばらしい。私は出しきれないで悔いが残る。閉会式のあと、壁の前で写真を撮った。

参加資格のある大会には出ようと思っている。普段の生活のアクセントになる。大会に出ると、気付くことがある。普段の練習では一回きりだと思ってやってなかったなあ、ここで最高の力を出すと思って練習するのだな、と今回思った。